2011/06/19(日)11:47
6月のある明け方、私の高校時代の恩師、黒羽清隆先生の夢をみました。

たしか?と先生を追悼した「黒羽清隆歴史教育論集」で年譜を調べてみて、ご命日が数日後であることがわかりました。

夢の中で、先生は、高校の教師控え室のような部屋におられ、そこは逆光でしたが、夏休み休暇のあとの先生は日焼けされていました。進路について生徒ひとりひとりとの面談が続き、少々疲れておられるようでしたが、久々の「対面」でした。


先生は、魅力ある独自のスタイルを築き、NHKのテレビ講座を通じて全国にフアンをつくり、、歴史教育界に大きな足跡を残されましたが、今から24年前の6月、53歳のお若さで亡くなられました。

先生を追悼して昨年出版された上記の「教育論集」に感銘を受けた私は、僥倖にもことしの春、その出版編集をてがけられた八耳正之先生にお会いすることができました。そのご縁で黒羽先生の薫陶を受けた先生がたにもお会いでき、うれしく思っています。

「黒羽清隆歴史教育論集」。黒羽先生の膨大、多彩な教育、著作活動と人物像を一冊の本に集約するという困難な仕事に当たられた八耳文之先生、加藤正彦両先生にはあらためて敬意と感謝の念を抱きます。

「教育論集」はどのページを開いても堅苦しい歴史書にはない生き生きとした歴史学の面白さ、黒羽先生の独創的でダイナミックな授業の空気が伝わってきます。

そして巻頭、巻末に掲載された上記お二人の先生と鹿野正直、図師尚幸両先生による追悼の名文。

先生が静岡藤枝に引っ越されたためお会いできる機会も減り、高校生時代の思い出が殆どであった私たち教え(られ)子が知らなかった黒羽さんのすがたが、うれしいほどに生きいきと描かれています。

好きなチームが勝った日のスポーツニュースをチャンネルを変えて何回も見るように、ほかにいっぱいあるのに結局は好きな作曲家の、好きな作品を、好きな指揮者の演奏で繰り返し聴くように、上記四先生による追悼の名文を何度も読み返してしまいます。


追悼文に図師先生が「キザで、調子のよい、こんな"黒羽節〃をぼくは好んだ」と描写された黒羽先生と、「大人」になったわれらも親しくお酒を酌み交わしたかった。

昨年、「大河」で坂本龍馬の父親役を好演し、今年惜しまれて亡くなられた児玉 清さんにも本書を是非ご一読したいただきたかった。


黒羽先生の授業は熱心に聞いたのに、歴史は好きなのに、試験では日本史(も)を勉強しなかった一生徒に、「天上より会いにきてくださった」先生に感謝申しあげ、あらためてこころからのご冥福をお祈りいたします。



(おしらせ : ここ数日手違いでHPのサイトが消えてしまいました。また、復活しましたのでブログとともにまたご覧くださるようお願いいたします。)

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早稲田大学南門前のオムライス店・3つのオレンジへの恋のオーナーブログです。元商社マン、母校の地で第二の人生をはじめました。

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