2011/07/29(金)15:31
もう50年以上も前、民放ラジオ曲に毎週放送される映画音楽ランキングの番組がありました。

聴取者からの人気投票によるもので、毎週ベストテンが発表されます。

ビクター・ヤング楽団の「エデンの東」は数十週間の長きにわたって1位についていました(たしか番組最長記録)。

「太陽がいっぱい」の哀愁のメロディーも長くランクされました。
この曲はニーノ・ロータの代表作ですが、当時は著作権の関係かでサウンドトラック盤が使えず、フィルム・シンフォニエッタ・オーケストラによる演奏でした。

このオーケストラは外国の演奏団体と思っていましたが、最近になって日本の団体であると知りました。しかし、主要メロディーを切々とうたいあげるこの演奏はいまでも耳に残り、オリジナル版よりも好きです。

あの頃はこの番組が存在するほど、映画と映画音楽は魅力がいっぱいでした。

「禁じられた遊び」、「鉄道員」、「道、ジェルソミーナ」、「刑事」のテーマ、「ライムライト」、「シェーン」、「風とともに去りぬ」、「ある晴れた朝突然に(映画はたいしたことはない)」、「黄金の腕」、「ジャイアンツ」、「Ok牧場の決闘」、「帰らざる河」、

「北京の55日」、「地下室のメロディー」、「太陽はひとりぼっち」、「ブーベの恋人」、「夜霧のしのび逢い」、「穢れなき悪戯~マルセリーノの歌」、「天使の詩」、「わんぱく戦争のマーチ」、

「80日間世界一周」、「第三の男」、「愛情物語」、「西部開拓史(グリーンスリーブス)」、「遥かなるアラモ」、「モア~世界残酷物語」「ハタリ~小象のテーマ」、「グレートレース」、もう名曲だらけです。

ミッチ・ミラー合唱団は「クワイ河マーチ」、「大脱走」、「ナバロンの要塞」、「黄色いリボン」等番組の常連でした。「史上最大の作戦」は歌詞つきコーラス版とオーケストラのみの演奏版が交互に流され、オーケストラ版ではサウンドトラックで戦車や車両の迫力ある声音が流れ、まだ家庭用ビデオなどない時代、映画館の醍醐味を伝えてくれました。

シルビー・バルタンの「アイドルをさがせ」は同時期にラジオで放送されていた洋楽ポップスのベストテン番組と両方に登場しており、洋楽は文字通り黄金の60~70年代でした。。


しかし、やがてテレビが家庭に君臨するようになり、なぜか映画の名曲も減りこの番組はすがたを消しました。

この番組の最後には、毎週(月に1度だったか?)「あのシーンをもう一度」というコーナーがあり、リクエストによって映画のサウンドトラックで音声や音楽が流れ、有名な「シェーン」のラストシーンや「鉄道員(イタリア映画)」のサウンドトラックのこもったような音は臨場感で匂いたつようでした。

素晴らしい楽曲を送り出してくれた映画音楽の作曲家たち。



わたしの好きなのは、ニーノ・ロータ(「太陽がいっぱい」、「ゴッド・ファーザー」)、

モーリス・ジャール(「アラビアのロレンス」、「ドクトル・ジバゴ」)、

フランシス・レイ(「白い恋人たち」のメインテーマ、滑降のテーマ等全曲)、

エンニオ・モリコーネ(「ニュー・シネマ・パラダイス」、「荒野の用心棒、ほか多くの斬新なマカロニ・ウエスタンの作品」)です。

なぜか、みなヨーロッパの作曲家でした。



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早稲田大学南門前のオムライス店・3つのオレンジへの恋のオーナーブログです。元商社マン、母校の地で第二の人生をはじめました。

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