2012/04/24(火)19:17
4月23日、渋谷公会堂はあいにくの雨模様。
しかし夕刻の時間帯、会場周辺には大勢の年配の男女の姿がありました。

「井の頭公園の歌姫」 あさみ ちゆきさんの10周年記念コンサートの日です。

いまから10年前、2003年のその日、あさみさんはCDでデビュー。
10年目の大切なコンサートは、集客上は前日の日曜か土曜日の午後が
ベストと思われますが、あさみさんが大切に思ってきたデビューのその日に、
ということできのう、月曜日になったそうです。

私が「あさみさちゆき」を知ったのは、深夜、枕元でささやく彼女がいたから!。


前回ブログで書きましたが、彼女が深夜ラジオ番組でパーソナリティーを担当した日、
耳を素通りしない彼女のその声に、眠っていた私の意識が目覚めました。

若い女性だと思うのに、不思議に心が落ち着く声のトーンや、話し方、
そして、流れた曲はそのとき初めて聞いた、亡き父を思う「秋櫻の頃」でした。

朝方に近い時間の静寂のなか、しっとりとした情感が伝わってきました。
いまどき、郷愁を感じるこんな歌を歌ってくれる歌手がいるんだ。
でも古くない、とても新しさを感じる。

半分は眠気の半覚醒状態で、そのひとの名前も、正体も分らないまま。
それからも目覚めて、また、そのひとの声や歌をキャッチすると嬉しくなる。
「ああ、また聞くことができた」。
なかなか放送の全部は聞けずに眠りの中から始まって、
途中でまた眠りにおちていくことが多かった。

それで分らなかった。
「あさみ」というのは名前かと思ったら、姓なのか?
「あさみちゆき」とフルネームだと、どこで区切るのかわからない。

昨日、謎だらけだったそのひとのコンサートに行ってきました。
そのひとは、大勢のファンを持つ細身の可愛らしい女性でした。

そのひと、「あさみちゆき」は、高校生のときに「NHKのど自慢」で優勝し、
チャンピオン大会に出場したものの、期待していたプロへの道は開けずに、
井の頭公園でゼロ、マイナスの状態から出発し、自力で今日の栄光をつかんだ。

全くのゼロ、マイナスの状態からいまの世界を切り拓いた私は、彼女に共通点を見つけ
いっそう共感。

「あさみちゆき」の歌は、父や母、姉妹等 家族への深い愛情 を真正面から
うたいあげていることも好ましく思います。

「あさみちゆき」は10周年、
「3つのオレンジへの恋」はデビュー満10年。
同じ時期に違う道を歩んでいて、出会いました。
彼女は、ほかにはいない独自の音楽世界をつくったが、
私も、小さいが独自の世界をつくったような気がする。

私と違ったのは、彼女が負けず嫌いであるということ。
私は、どうも負けず嫌いという言葉からはほどとおいノンビリ屋であるから。
ただ、どうやら意外にガンコであるらしいのは一緒らしい!?。

井の頭公園で、最初の観客だった3人のうちの一人が、この日の晴れのコンサートを
聞くこともなく亡くなられたと、「あさみちゆき」は泣きました。
支えてくれた多くのひとのことを思い「あさみちゆき」は泣きました。

大成功のコンサートの後に、おじさんやおばさんたちが大勢並んだ握手会で、
「幻のあさみちゆき」は私の目の前にいました。

私は、もう数え切れないくらい渋谷公会堂でのコンサートに通いましたが、
渋谷駅に向かう自分の心の中が、これほどにほかほかしたのは
初めてのことでした。
晩秋の日差しの照明の中で歌った昨日の「秋櫻の頃」は特によかった。

その日に買った、新発売の「あさみちゆき」の本、写真集「あした」を読んで、
また「あさみち」に会いにゆきたいと思っています。



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プロフィール

早稲田大学南門前のオムライス店・3つのオレンジへの恋のオーナーブログです。元商社マン、母校の地で第二の人生をはじめました。

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