2012/11/26(月)16:16
先日、年に1度の高校クラス会があり、男女14名が集いました。

クラス会のよいのは、高校時代にさほど話したことがなかった相手とも親しく
話し合えることです。

これが同窓会となると、クラスを飛び越え、あのひとこのひと、青春の思い出で
もっと大変なことになりますが、残念ながらもう長い間開かれていません。

毎年のクラス会でも限られた時間のなか、その日の座席の位置で話し相手も限られ、
ほかのひとと話し足りなかったもどかしさを残しつつ幕を閉じます。

いつも必ず2次会に行っていたメンバーの逝去や不参加が増え、帰りを急ぐひとが
多くなった、歳のせいか。
別れを惜しんで語り合った高校時代の夜もあったのに・・・少々寂しい思い。

私自身も昔のような無茶をしたいとは思わなくなっているが。



このクラスは、2年のときの組替えによるものでしたが、私は席の近くにいた
M君と当時から親しく話しをしていました。


昔からハッキリと意見を言うM君は、これからの未来が大事で、過去の思い出など
一切懐かしむこともないし無用だと言います。

また、彼は、日本が近代化する明治時代以前のことは、現代の社会の参考には
ならないので、やれ鎌倉時代が、信長、秀吉がどうしたという歴史は学ぶ必要は
ないと言い切ります。


文科系の私は自分でも人一倍情緒的な人間だと思い、考え方は全く違いますが、
理工系の彼はクールだし徹底した合理主義なのでしょう。


彼によると過去やノスタルジーからは何も生まれないとのことで、確かに科学や
技術、学問も社会体制もなにもかもが、因習にとらわれた過去を否定することで
今日まで進歩してきました。
進歩と称して、おそるべき一党独裁国家も出来てしまいましたが。


しかし、私のブログやHPを目にしていただいた方はお分かりだと思いますが、
私の一貫したバックボーンはノスタルジー、郷愁です。


文科系人間の私には、とても彼のように割り切ることはできず、彼とは全く意見が
異なるのですが、M君とは昔も今も仲がよいと思っています。


私が思うのは、幸せな過去は決して裏切ることはないが、人生において未来はときに
残酷な仕打ちをすることもあります。

私が苦しい時期に辛うじて支えることができたのは、両親家族や友だちとの幸せで
心温まる時代や、ひとから愛され愛した思い出の力があったからでした。

それからバーンスタイン指揮、NYフィルによるマーラーの交響曲第2番「復活」。
声楽付きのこの曲の最終楽章によって、何度人間の尊厳を教え示してもらったことか。


社会に出てから厳しいことは一杯出てきます。
だからこそ私は、せめて学校生活は平穏であるべきで、イジメなど絶対にして欲しくは
ないと思うのです。

イジメを完全になくすことは不可能だとよくいわれますが、そのひとの大切な人生を、
若い時代の一生ものの思い出を壊す権利など誰も持ってはいません。

ひとりひとり、みんな性格も考えも違うから面白いのです。

人間、みんなが同じであったら不自然です。

自分と違うもの、自分より弱いものを攻撃するのは卑怯です。

みんな昔は若かったね、あの頃はよかったねと、将来語り合うべき友なのです。



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プロフィール

早稲田大学南門前のオムライス店・3つのオレンジへの恋のオーナーブログです。元商社マン、母校の地で第二の人生をはじめました。

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