2014/03/29(土)19:08
♪ 知ってるかい 知ってるよ
  しょ しょ 小学館の学習雑誌

  一 二の 三 四の 五 六年生
  あの子も この子も どこの子も

  みん みん みんなが 読んでいる
  しょ しょ 小学館の学習雑誌


毎年、新学期が近づくと、ラジオやテレビからこんな曲が流れたものです。

毎月父が買ってきてくれた「楽しい幼稚園」が「小学一年生」に代わりました。

そして、母と一緒に行った小学校の入学式。


どんな先生だろう、クラスの仲間はどんなだろう?
ワクワクと不安が交錯しましたが、担任はとっても優しい女性の先生でした。
なかのよいクラスでした。

3年まで受けもってくれた先生は、授業の時間によく本を読んで聞かせて
くれました。

正確な題名は今ではわかりませんが、「海の水はなぜからい」「初めてネギを植えたひと」「ほうれん草の茎はなぜ赤い」「海彦(または さち)山彦(さち)」「舌切りすずめ」「花さかじいさん」「ネズミの嫁入り」・・・

「ちびくろサンボ」「ロビンソンクルーソー」「十五少年漂流記」「アンクルトムの小屋」「狼と少年」(オオカミ少年)「イワンのばか」「ジャックと豆の木」「ピノキオ」「イソップ物語」「ギリシャ神話」・・・「フランダースの犬」と「幸福な王子」のツバメの話しは哀れでした。

エジソン、ワシントン、野口英世などの「日本や世界の偉人伝」・・・とても覚えきれない、たくさんの本を読んでくれました。

「月に上ったウサギ」はかわいそうで、家に帰って母にそのことを話しました。
母もその話を知っていて、「お釈迦さまはなんでも知っている、広い心のえらい人だよ」と、話してくれた気がします。

母は、「孫悟空」でも、「そうだよ、みんなお釈迦さまの手の平の上のことなんだよ」と話してくれました。

先生の読んでくれた本で最も印象に残り、家でも同じ本を買ってもらって、今でも手放せない本は、いずれも講談社発行の「日本神話物語」と、イタリアの児童文学「クオレ物語」です。

前者は「日本書紀」や「古事記」など幾つかの古典をもとにした物語で、特に、黄泉の国や人間の死というものについて、小さな子供が初めて、しかも深く学べた世界でした。

「クオレ」では、国こそ違うが小学校の担任の男の先生とクラスの仲間たちの学校生活と友情が描かれていました。


4年から担任だった男の先生が薦めたのは「善太と三平」「風の中のこども」など、兄弟を描いた坪田譲治の児童小説だった。「未明」の名は坪内逍遥が与えたと云う、小川未明の童話集も。


父が買ってきてくれた分厚い「日本の昔話」や「世界の昔話」は、「ふるやのもり」「笠地蔵」「鶴の恩返し」などの民話や伝承話が盛りだくさんで、何度も読んだものだった。「面白さ」よりも、人間のもつ「哀しさ」を伝えるものが多かったように思います。


これまで読んだ多くの本のなかで、少年の日の「日本神話」と「クオレ」の2冊の本の心は、今でも私の底流にあるような気がします。

ことしは、早くも私の孫が小学校に入ることになりました。

ちいさいころから携帯メールやテレビゲームで遊ぶ現代であれば、私もそれほど本を読まなかったかもしれない。きっと、面白いゲームにのめり込んだと思う。

本を読み、外でいっぱい遊べた、あのころの子どもでよかった、と思います。



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プロフィール

早稲田大学南門前のオムライス店・3つのオレンジへの恋のオーナーブログです。元商社マン、母校の地で第二の人生をはじめました。

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