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2015/02/12(木)19:23
昨夜の「ラジオ深夜便」。
アンカーは、端正で、優しく落ち着いた声が心地よい、石澤アナウンサー。
「目を閉じて聴いていると、思わず涙が出てきそうになりました」
フォークソングの名曲、ガロの『学生街の喫茶店』が終わった後のコメントでした。

これまで、この曲をテレビやラジオ、CDで何度聴いたかわかりませんが、この夜
はボリュームを最少に絞っていたにもかかわらず、私も石澤アナ同様に、いつに
なく心を揺さぶられていました。

それはガロの絶唱の力か、はたまた、孤独な、夜のしじまのなせる技だったので
しょうか。

石澤アナは私よりも3歳お若いようですが、この曲が流行った時代のこと、学生
時代から現在に至るまでの、いっぱいの思い出が過ったに違いありません。

私はまだ睡眠から覚める前で、ほかは聴けませんでしたが、この日は『あの素
晴らしい愛をもう一度』、『花嫁』、『戦争を知らないこどもたち』、『翼をください』、
『さよならをするために』など主にフォーク中心の、青春時代の名曲でした。

私たちが高校の頃に始まり、民放ラジオ各局から発信されていた深夜放送・・・
突如出現したフォーククルセイダーズと、「無名だった」由紀さおりが歌う、歌詞
のないテーマ曲・・・番組でブレイクして、後に『夜明けのスキャット』として発売さ
れ大ヒット・・・が、特に私のお気に入りでした。

(石澤アナを感動させた『学生街の喫茶店』は、山上路夫氏の作詞、作曲はすぎ
やまこういち氏です。山上氏は『夜明けのスキャット』の作詞者でもあります)

私は勉強は二の次で、由紀さおりの歌う番組テーマ曲と、珠玉の『麻梨子アラ
カルト』を聞いて、『パックインミュージック』が終ると、早々に床に着いたものです。

大学に入った私は、毎年ひと夏の間、プールでバイトをしていました。
休憩時間には他大学のバイト学生が、休憩室となった倉庫でギターをかき鳴ら
し、和洋のフォークソングをしきりに歌っていたものでした。
彼らのおかげで、そこで初めて知ったり、馴染んだ曲もありました。

彼らは、私が好きだったサイモンとガーファンクルやPPMも器用に歌いこなし
ましたが、当時、ワーグナーやブルックナーの「深淵の世界」に浸っていた私
は、和製フォークについては少なからず軽く見ていたものでした。

しかし、社会人となり年齢を重ねるにつれ、一見素人っぽく見える、和製フォーク
の奥深さを感じるようになりました。

作詞家と作曲者、そしてまだうら若い青年だったシンガーソングライターたちが、
よくもこんなにも瑞々しい言葉とメロディで、名曲を作り上げ、歌ってくれたものだ
と、今は思っています。

明治から大正の時代、昭和初期にかけて作られた「唱歌」のようにも思えるほど。

一ジャンルを築いた「四畳半フォーク」という呼称は、ユーミンこと荒井由実が名
付けたとか・・・・。

♪ 洗い髪が芯まで冷えた 『神田川』の舞台は、大学の近くにあったが、今
はない「安兵衛湯」。

昔はあか抜けしていないようで好まなかった「「四畳半フォーク」の、しみじみ
とした世界を、いつの間にか好きになっていました。

作詞した喜多條忠さんは、私よりずいぶん年上のおじさんかと思っていたが、
何と私と同じころ早稲田に「在籍」していたといいます。
喜多條さんは、こんな名曲を作ったのだから、中退しても納得でしょう!?

2年ほどまえ、早稲田の教会で、八代亜紀さんの新曲発表があった際に、
目近かで拝見した喜多條さんは、サラリーマンのような老け方はしていなくて
かっこよく、一寸ワルそうでした。


本でも、映画でも、音楽でも、年齢につれて新たな発見があるようですが、簡単
に作られたように見えた和製フォークの魅力には、あらためて感心します。
作った本人たちだってそう思うかもしれません。

多くの歌謡曲、『高校三年生』などの青春ソング、グループサウンズと、多彩だ
った邦楽、いつもお洒落で新しさに満ち溢れていた洋楽のポップスたち。

物心ついて以来、内外で「名曲」が量産された時代と一緒に育った我々は、やが
て、いつの時代もそうではないことを知りました。

随分前から、「紅白」で歌われる多くの曲は知りません。

だからこそいっそう、青春のあの時代に、あの曲に心を揺さぶられるのです。
もう「思い出の歌」だけで、十分生きられそうです。

       ♪ ・・・・・時は流れた

          ・・・・・・・・・・
       
          サヨナラも言わないで別れたよ 君と

                            (『学生街の喫茶店』より)

(今年も早稲田を目指す、若い人たちの季節が始まりました。まだ若かった日、
私も石澤さんのようなアナウンサーになりたいと思っていた・・・)

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プロフィール

早稲田大学南門前のオムライス店・3つのオレンジへの恋のオーナーブログです。元商社マン、母校の地で第二の人生をはじめました。

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