2017/09/19(火)17:41
実に意外なニュースでしたが、三重大学の人文学部では、「忍者・忍術学講座」が開講されたとのこと。三重大が近ければ、教室に「忍び」入りたいものです。

私がこどものころ、古典的な「真田十勇士」ものの小説やマンガは人気で、なかでも漫画家 杉浦 茂さんのユーモラスな画風による、猿飛佐助、霧隠れ才蔵、服部半蔵、児雷也などの忍者は人気でした。

こどもたちは、忍者に憧れて頭を手拭いで覆い、ドロドロと言いながら、ときにはたき火の煙の向こうから、「巻物」を口にくわえて印を切ったものでした。水の上を歩く「水ぐもの術」は^プールや川で、竹筒を咥えた「水とんの術」を風呂でまねしたが、うまくいかなかった。


いまの時代も、忍者ショーは、来日外国人に大人気だというのに、ただいま「全国的に忍者不足」なのだそうです。一人前になるのに5年間はかかるという、忍者の修業が厳しいのが理由。


全国に10あるというテーマパークでは、それでなくても不足している忍者が、舞台の裏方まで、一人で何役もこなさなければならない。
とりあげたニュース番組の中では、25歳の若い女性が挑戦していましたが、頼もしい限りで、頑張ってほしいものです。


忍者といえば、忍びの者。
気配を消し去ることは、重要で必要な能力です。体臭を消すためには汗をかかないことも不可欠で、忍者はネギやニンニクなど、臭いの強い食物は決して摂らなかったとか。

ことしの夏、銀座の最新鋭のビル内に移築された、観世能学堂の能舞台を拝見いたした際のこと。
鍛錬された観世宗家は、熱いライトに照らされても、お顔に汗の一つもかかれない。

10数名の、一門のみなさんは、身をかがめて出入りしなければならない、にじり口から音もなく、わき立つようにして舞台に現われるや否や、美しい配置をつくり、正座しました。
演じ終ると、再び、整然ともの音一つ立てることなく、あっという間に全員が、あの狭いにじり口から流れるようにして姿を消していったのです。


舞台に現れ、演じたあの集団は幻であったのかと思えたほど、気配を消していたのです(と、私には思えました)。
「無」の世界・・・。
欧米の芸術にはないものだと思います。

果たして「能楽」の芸術と、「忍び」の武術のたしなみには、共通するものがあるものか。

そろそろ秋の気配。
やはり三重大学に、「表口」から忍び入りたい・・・。


夏の終わり、今週、「3つのオレンジへの恋」は、お休みいたします。



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早稲田大学南門前のオムライス店・3つのオレンジへの恋のオーナーブログです。元商社マン、母校の地で第二の人生をはじめました。

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